AC、ポジティブ思考の落し穴

あなたはポジティブ思考? それともネガティブ思考?

「もっとポジティブに考えたら?」

そんなこと言われたことはありませんか?


実はこれ、20年位前に、 私が言われたことなんです。

申し遅れましたが、アダルトチルドレン辛さ克服カウンセリングの心理カウンセラーの会沢静玲音(アイザワセレーネ)です。


自分では、そんなにネガティブだと思ってなかったで、ちょっとショックだったんです。



ポジティブ思考で検索すると、

『積極思考とあり、「なんでも前向きに物事を考えればそれは現実し、人生は上手くいく」

という考え方。

物事の良い面を見ようと努め、ポジティブな姿勢を保ち、思考そのものを変えることで、現実をかえることを目指す思考方法である。(ウィキペディア)』

と、書いてありました。

一時期、ポジティブ思考がもてはやされた時期もありました。

しかしこれ、捉え方を間違えると危ない考え方で、とくにアダルトチルドレンのような、幼少期に、辛かったり、苦しかった経験からネガティブな考え方を身に付けてしまっている人が、何とか変わりたいと、ポジティブ思考を目指そうとすると、かえって苦しくなったりすることがあります

なぜかというと、ネガティブな考えが出てきた時に、

「そんなこと考えてはいけない。」とか

「あっ、またそんなこと思っちゃった!自分はダメだ!」となりやすいからです。

本来ならば、ネガティブな事が浮かんできても、

「あっ、そう思ったのね。」と、

そのまま自分を責めずに受け入れればいいんです。

そうすると、その感情は留まらずに流れていきます。

本当は思ったことに、良いも悪いもないんですね。

それなのに「こんなこと思っちゃダメだ!」と、無かったことにしようとすると、受け入れてもらえなかった感情が蓄積されて、後になって暴れだすんです。


例えば、「やっぱり自分はダメだ!」と思うような場面を、何度も引き寄せては、強化されていって、どんどん溜まった感情が抑えきれなくなった時に、「ドカーン」と、怒りになってでてきたり、悔し涙や悲しみの感情になってでてきたり…

それでも、我慢強い人が出せずにいると、体の異変となって出てくることもあるんです。

そんな時は、病院に行って検査をしても「何ともない。正常値です。」を言われてしまうこともあります。

本人は、本当に症状があって辛いのに…です。


ですので、感情や思考はため込まずに、その都度小さな子供をあやすように、

「ヨシヨシ、そう思ったんだね!」

と、認めて寄り添いながらも、入り込まずに見ていると、やがて治まってくるのです。

無理に、ポジティブだけを見ようとするより、ネガティブも両方あるのが人間です。

それを受け入れてみることで、少しでもラクになったらOK。

それくらいの軽いスタンスで始めてみるのがお勧めです。



それでも、1人では上手くいかないとか、不調なのに病院に行っても正常だと言われるとかで、お困りでしたら、一度カウンセリングを受けてみることをお勧めします。


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